2011年6月10日金曜日

アワブキ(泡吹)

自宅裏手の枯れ沢に自生している樹高4~5mのアワブキです(2011.6.5 10:37撮影)。以前から気になっていたのですが、周りの雑木と混み入っていて撮影し難いので投稿が遅れていました。「葉で見わける樹木(増補版)」(林将之著)において最大の樹種グループ[不分裂ー互生ー鋸歯ー落葉](種数72)に属しているにもかかわらず、幸運にも、リョウブと一緒に最初に記載されていて、すぐに見つかりました。


葉は長さ20cm前後の長楕円形、ほぼ平行な側脈が20~30対でよく目立っており、それぞれの側脈の先端が芒状の鋸歯になっています(2011.6.5 10:36撮影)。


幹径は約15cm、樹皮は灰色で小さな皮目が見られます(2011.6.5 10:38撮影)。


枝の先端のほとんどすべてに大きな円錐花序が見られ、直径1mmにも満たない小さな球状の蕾が多数付いています(2011.6.8 14:20撮影)。山渓ハンディ図鑑4「樹に咲く花(離弁花2)」によると、花は直径3mmほどで芳香があるそうです。開花を心待ちしています。

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