2011年5月12日木曜日

ウワミズザクラ(上溝桜)その3

裏山や林縁のあちこちに多数自生するウワミズザクラで、ヤマザクラやカスミザクラよりもさらに遅れて開花しました(2011.5.9 16:56撮影)。裏山の他の桜と違って、多数の白い小花が密生した長さ約10cmの総状花序を成しています。

ヒメコウゾ(姫楮)その2

今年も裏山のあちこちに自生するヒメコウゾに、花序が見られるようになりました(2011.5.9 16:41撮影)。ヒメコウゾは雌雄同株で、花序はいずれも球形、雄花序は新枝の基部に1個だけ、雌花序はそれより上部の葉腋に2〜3個、長い花柄の先にぶら下がっています。何とも奇妙な花序ですが、雌雄別株のコウゾの花序もよく似ているようです。

2011年5月11日水曜日

イヌエンジュ(犬槐)その3

昨年5月にも観察した裏山の樹高4〜5mのイヌエンジュです。その時は羽状複葉の葉が大きく展開していましたが、今年は時期が未だ2週間ばかり早いために,葉は未だ展開中で銀色に美しく輝いています(2011.5.9 16:40撮影)。


展開中の葉や葉柄、今年の細枝にはビロード状の軟毛が密生していて、すべてが緑白色に見えます(2011.5.9 16:40撮影)。面白いことに、今年枝の基部には3枚の芽鱗が未だ落ちないで残っています。

2011年5月10日火曜日

ヤマウルシ(山漆)その4

ヤマウルシの葉の付き方をどのように表現したら良いか迷っていたところ、「ヤマウルシは“一本傘”のようになる」と説明されているブログ(「野人エッセイす」http://ameblo.jp/muu8/)を見つけました。確かに真夏には立派な一本傘になるはずですが、新芽が展開し始めたこの時期には“一本傘”ならぬ“破れ傘”状態です(2011.5.9 16:45撮影)。下方の羽状複葉の葉腋から黄緑色の花序が伸び始めています。雌雄異株だそうですが、本種がどちらに当たるのか不明です。後日、何とか判別し、雌雄別々に掲載したいと思います。


それほど似ているようには見えませんが、一説によると新芽が展開し始めたばかりのものはタラの芽と見間違うそうです(2011.5.9 16:37撮影)。

ザイフリボク(采振木)その4

隣りの雑木林に自生している樹高5m以上ありそうなザイフリボクです。花の様子を采配に見立てて「采配振り木」すなわち「采振木」と名付けられたそうですが、言われてみると、この時期の花がまさに“振られている采配”に似ているようです(2011.5.9 16:34撮影)。

コナラ(小楢)その3

裏山で切り株から萌芽したひこばえ(幹径10cm余)です。この時期、新芽がやっと展開して緑白色の柔らかい若葉が見られます(2011.5.9 10:24撮影)。

カナクギノキ(鉄釘の木)その3

自宅裏手で最近見つけたカナクギノキです。束生する葉の基部に冬芽の名残の芽鱗が付いています(2011.5.9 16:10撮影)。


その芽鱗は透明感のある白色で、ピンク色に縁取られています(2011.5.9 16:10撮影)。