2010年12月1日水曜日

ヤエノカスミザクラ(八重の霞桜)

堤脇の林縁で、ソメイヨシノの開花から2週間以上遅れて咲く“八重の桜”です。花弁の数が14-15枚で、葉柄や花柄が有毛なので、以前から八重のカスミザクラの可能性が指摘されていたのですが、先日カスミザクラと酷似している冬芽を観察して、その思いがますます強くなりました(2010.11.24 15:44撮影)。


樹形は箒(ほうき)状で、カスミザクラによく見られます(2010.11.24 15:56撮影)。


直径約15cmの幹が2本立っていて、樹皮は灰褐色で横長のごつごつした皮目が縞状に見えます(2010.11.24 15:56撮影)。


標記の「ヤエノカスミザクラ」という園芸品種が実際にあることを最近になって知りました。ところが、本種がかつての田んぼの石垣の間に生えていることから植栽されたものとは考え難く、それなら、どこから、どのようにしてやって来たのか、その経緯が知りたくなりました。
今年4月24日に撮ったヤエノカスミザクラの花を載せておきます。ややピンクがかった本当に美しい桜です(2010.04.24 07:24撮影)。来春の開花時には改めて詳細を観察したいと思っています。

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