2010年10月23日土曜日

サワフタギ(沢蓋木)その2

裏山で、自宅から最も近いところに自生しているサワフタギです。樹高3m余りで3−4本の株立ちです(2010.10.22 14:29撮影)。昨年秋に藍色の果実を確認しています。


葉の最も幅が広い部分が中央より先にあるようですが、細かい鋸歯の葉が多いものの、粗い鋸歯の葉も見られま(2010.10.22 14:29撮影)。


やっと見つけた果実は2個だけでした。そのうち1個は萎びて濃藍色を呈し、表面に凸凹があって、脱色した萼片が不完全ながらも開いています(2010.10.22 14:30撮影)。


もう一つの果実は表面に艶があって鮮やかな藍色を呈しており、萼片は小さく閉じたように見えます(2010.10.22 14:30撮影)。

2010年10月22日金曜日

ナワシログミ(苗代茱萸)その2

裏山で昨年11月に初めて見つけた樹高約3mのナワシログミに、多数の白い花が咲いていました(2010.10.22 14:16撮影)。果実が熟す時期は、その名の通り、苗代作りの頃の5〜6月だそうです。


葉腋に1〜2個の白い花が付いています。4裂した花弁のように見えるものは、実は4個の稜のある萼だそうです(2009.10.22 14:15撮影)。気づかなかったのですが花は良い香りがするそうで、萼片や萼筒の表面に散在する褐色の斑点は鱗状毛だそうです。後日、ゆっくり観察してみたいと思っています。


花を再度観察しました。花には確かに芳香がありました。花を持ち帰って接写しました。横から見ると、萼筒は角ばっていて四角柱状、その4面の先がそれぞれ三角形の萼片になっていて、それが花弁に見えるのです。


上から見ると、四角形の花の内部がよく判ります。四角柱状の萼筒の内側、中心部に雌しべが1本、四隅それぞれに雄しべが1個ずつ付いていてます。


ナワシログミは一見すると合弁花のように見えますが、花弁のように見えるものが萼片で、それが萼筒に繋がっており、雌しべや雄しべは萼筒の内側に直接付いているので、花弁は無さそうです。花弁が無いのに、図鑑を見るとナワシログミは離弁花に分類されています。多分すべてのグミ属に共通する特徴だろうと思います。

タンナサワフタギ(耽羅沢蓋木)その4

樹高3m余の若木で、昨年秋に藍黒色の果実を確認している“正真正銘の”タンナサワフタギですが、今年は果実が全く見られませんでした(2010.10.22 14:03撮影)。


日射が直接当たる多くの葉は紫褐色に、日陰にある葉は鮮やかな赤紫色に紅葉していました(2010.10.22 14:03撮影)。

2010年10月2日土曜日

マルバハギ(丸葉萩)その2

裏山の菜園北側に生えているマルバハギです。8月上旬には咲き始めたのですが、類似のヤマハギの開花を待っていたら、いつの間にか10月になり、盛りを過ぎてしまいました。花序の柄が、ヤマハギと違って極端に短く、葉の内側に留まっているのが特徴のようです(2010.10.1 13:41撮影)。


咲き始めたばかりの頃にマルバハギの花序を撮っていました(2010.8.8 10:08撮影)。蕾を見ると、萼裂片が細長く先端が針状になっているのが判ります。

2010年10月1日金曜日

ヤマハギ(山萩)その2

舗装林道沿いの菜園入口脇に生えているヤマハギです。9月末頃から赤紫色の花がやっと咲き始めました。花序の柄が、マルバハギと違って長く葉よりも外側に伸び出ているのが特徴のようです(2010.10.1 13:40撮影)。


花の色は全体的には紅紫色でも部分によって濃淡があり、竜骨弁の先は青紫色を呈しています(2010.10.1 13:39撮影)。