2010年6月8日火曜日

ナツハゼ(夏櫨)その5

枝先から出ている総状花序ですが、苞葉だけがやけに目立っていて、肝心の花の蕾はその苞葉の下に隠れているようです。その蕾が雨の雫でますます見難くなっているのが残念です(2010.5.20 6:52撮影)。


それから10日も経たないうちに、小さな壷状鐘形の花が見られるようになりました。花冠は浅く5裂していて裂片が外側にやや捲れています(2010.5.29 6:57撮影)。よく見ると未だ蕾状態のものもありますが、すでに花冠が落下したものもあります。山渓ハンディ図鑑5「樹に咲く花」で紹介されているナツハゼの丸みのある花冠とはいくぶん異なり、この画像の花冠はやや角ばった五角形状に見えるのが気になるところです。


さらに10日後には花序は終わりに近づき、花冠が無くなって、見かけ上、花柱と萼筒だけになったものも多くなりました(2010.6.8 12:05撮影)。

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